蛮死K
いにしえの天玉人・・・おとぎ話の中だけの話かと思ったぞ。
金剛太夫
いにしえとか、おとぎばなしとか私達をどれだけ愚弄するきだね。
私は吽暁(うんぎょう)そして・・・
わいわは阿暁(あぎょう)よろしくな!顔色の悪いにいちゃん!!
その左手のまぬけな豚もしゃべるのかクククク
誰が豚や・・・・わいをあまり怒らせたら後悔すんで。
いやまてよ・・・伝え聞いた、一万年も昔いにしえの天玉人「金剛太夫」は光り輝き左手に七色の怪物を従えあの悪玉界の伝説の剛士アニサキスを葬った神と聞いたが・・・
ほうあれは1万年前と申すか・・・どうやら阿暁、私たちは長く眠りにつきすぎていたようだ。
どおりでな。吽暁お前の動きも悪いわけや。
七色の怪物どころか桃色の養豚ではないかクククククおとぎ話は時として話しが大きくなり尾ひれがついて伝わるというがここまで誤差があるとなウワッハッハッハ!!!
・・・・・・・・
落ち着け。お前はどう見ても豚だ。
誰が豚じゃぁぁぁぁっぁぁ!!!!
哀れな古豚よ。
そういうなり蛮死Kのまわりの空間がうねるようにゆがみ、口から真っ赤なレーザーのようなエネルギーを吐き出した。吽業(うんぎょう)が左手で持った阿暁(あぎょう)でそのレーザーを叩きつけてかき消した。
コラ!!!!吽暁(うんぎょう)!!!わしの無限孔(むげんこう)に入れてしまえばよかったではないか!!顔が真っ赤になって焼豚になるところやったやろがい!・・・誰が焼豚や!!!
そこに入れたらさっき助けた二人に何かあっては大変だ。
あ・・・そうやったわ。あいつらお口(無限孔)の中に入れたまんまやったわいや
あの攻撃を叩き・・・消しただと・・・馬鹿な・・・
少し目覚ましになったわいや。まだ顔がチリチリして不快やけどなぁ
間髪入れずに蛮死Kはまた巨大な火の玉を作り出し今度は金剛太夫に放っ
た!!!
吽暁かましたれぇ!!!
そういって吽暁が向かってくる巨大な火の玉を、左手に持った阿暁を勢いよく放し弧を描くように右手でスナップを効かせ再度阿暁の顔面で叩きつけた!
左手で近距離、右手は阿暁の尻尾の長さを利用して遠距離と攻撃スタイルを使い分けているようだ。
いでぇぇぇぇっぇあちちちちちちでぇっぇぇっぇ!!!なんでやねん!!!なんでわしやねん!!男前が台無しになるやないか!!!
巨大な火の玉は粉砕し激しく粉々に散り消えた。すぐに蛮死Kの姿を探すも居ない。
終わりだ。
突如真後ろに高速で回り込んでいた蛮死Kが金剛太夫達の耳元でつぶやいた。その瞬間吽暁の体の真ん中から蛮死Kの剣がゾロリと顔を出した。
吽暁の体には蛮死Kの剣がまっすぐ串刺しのように刺さっている。
あの技をフェイクに使わせるなど称賛にはあたいするが、案外弱かったな。いにしえの。
吽暁ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!
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