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Writer's pictureゼンマイマン

New 13話 阿暁のお眼鏡


地玉界を襲った蛮死Kとの一戦を金剛太夫達の登場で助けられたコイル達






金剛太夫はガラクの狙いを察した。


穴が開くほどクルクルクルクルとコイルを見つめる阿暁



んーここまで純善な力は久しく見てなかったわ。

ふむふむ。




わしは元来世捨て人みたいなもんなんや。

自分の力も世の中の為に使おうなんて事はこれっぽっちも思ったことはないねん。

ただな、この力を持っているのに多くのものが殺されるのを見過ごすっちゅうのも結構きつい話でな。

これでもわしはデリケートボーイやねん。





阿暁とっとと本題に入ってくれ。エネルギーの無駄だ






せやな。

おい!われ

田中まこと君とかいうたな!!!








全然違うんだけど・・・









試したんや!ちゃんと訂正できるのかな!

そしてお前はしっかりと訂正できた!






・・・このくだり必要か?









わしが今後もゆっくりこの世を過ごせるように、特別に稽古をつけてやろう。







えええええ!!!いにしえの天玉神

金剛太夫にボキが稽古を!!!







そのとおりや。

ほんまはなもう二度と教えるのは止めようとアニサキス戦の後、誓ったんやけどな。

あまりにも稽古をつけた武神が無能すぎて。

自分の無能さにも気づかされたわけや。






武神は全然無能ではなかったんだよ!

多くの不利な戦況を勝利に導いていったんだ!






わしが復讐を誓い、本来眠らせておくべきだったカバ族の利器吽暁をいじっている間にアニサキスくらい倒しておけよとまでは言わんけどな。

せめて拮抗しててほしかったわぁ









武神が居なかったら今の世は確実になかったのは間違いないんだ・・・






わかったわかった!まぁそれはなにより全て、わいが悪かったということに改めて気づかされたんや。

そこで善玉人のおまえが適任や。

どうや?やるか?



コイルは突然のありがたい申し出にほっぺたをつねった。


激しく顔を縦に振るコイル





まぁ今の時代アニサキスもおらんし、アニサキスみたいなポジションのあの顔色の悪いあいつ(蛮死K)もあの程度の力なら武神まで行かなくてもコイルでも十分対抗できるやろ。







でもじいちゃんに一言言っておかないと。








じいちゃんってガラクの事か?









ボキはじいちゃんに本当は稽古をつけて修行してほしいんだ。

でも金剛太夫様に勝手に稽古をつけてもらったらへそまげて稽古つけてくれないかも!






吽暁阿暁

ブハハハハハハハハ



阿暁

なんやそのことやったら心配いらんで。

ガラクはお前に稽古をつけることはできないんや。











え!なんでだよ!!








あいつはなとんでもない化け物なんや。

わしは眠りから覚めてあいつを見た時にもう一回寝ようと思ったくらいや。









え・・・じいちゃんそんなに強いのか・・・







そもそもあいつは地玉人や。

本来天玉人と地玉人が融合することはない。相まったあやつを見た時はそりゃ驚いた






彼は地玉人とは思えない力と特殊な能力を持っていたのに正しい方向に使わなかった。そして・・・








それを見かねた梵徳がやらかしおったんやな。







ゴクリ・・・







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