フンフンフンフンフンフン!!!!!
蛮死K がコイルの太刀を受けながら五月蠅いガキだ!と思っていると
太刀筋にちからを帯び始めてきた。
ややや!!
どんどん増す力に蛮死Kは驚いた。
次の瞬間右肩に焼けつくような痛みが走る。
「ふはははははは!!ここまでやるやつが天玉界にもいるとはな。なるほど・・・少し本気を出す必要があるな。」
蛮死Kの体が燃え盛る溶岩のように輝いた瞬間、無数の太刀筋がコイルを襲う。
数多の炎龍が襲ってくるようだった。
力を徐々に段階的に解放してきたコイルにとってここでトップギアに入れても勝てる自信がなかった。
それほど恐ろしい力がコイルを襲い、それをギリギリ交わすのが精いっぱいで、事実交わしているようで善玉力はガッスガスに削られ始めている。
地玉界デビュー戦で死ぬのか僕(ボキ)は・・・と思った瞬間
焼けつく龍がコイルの心臓めがけて飛び込んできた。
その瞬間
バシューーーーーーーーーーーーン!!!!
と目の前に飛び込んできた和紋軍の兵士が蛮死Kの攻撃を弾き飛ばす。
和紋軍謎の兵士
「弱いものいじめは許さないんだもんの!!!!」
弱いものいじめ・・・ボキが弱いもの??なんだよこいつ!話し方も変だし!!ズビビと鼻水をすすり上げるコイル
「? お前・・・ただの一兵卒ではないな・・・」
謎の兵士
「一兵卒?!こんなかわいい娘を前に一兵卒なんて失礼だもんの!」
来ていた軍服を脱ぎ捨て現れたのは全身輝く羽の生えた娘だった。
「うははは!そうか貴様は和紋地区の姫ハルイロ」
「地玉界の人間なのに善玉力を身に着けた異体の中でも 超善玉的存在 」
「なるほどいよいよ遊んではいる場合ではなくなったな。よし久々に開放してやるか」
うおおおぉぉぉぉぉぉ
蛮死Kの内から邪悪な悪玉の力が開放され、燃え盛る炎と皮膚の色が豹変し顔を覆ったマスクがドロドロに溶け爆発した。
一人でも二人同時でもいいぞ。来るがいい。
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